山田記録

オポッサム山田の記録

桃にまつわる悲しいおはなし

おはこんばにちは(死語)
タイトルの通りの話をします。

ある夏、クワガタを捕まえました。
ところがちょうど虫ゼリーを切らしていたので、何か別のものをあげようということになり、買ったばかりのピカピカの桃をクワガタ達にも切って少し分けてあげたのでした。
クワガタ達は桃にかじりつき、私たちも桃を食べながら「喜んでくれてよかったね」「桃おいしいね、お腹いっぱい食べてね」とクワガタを囲んだのでした。

その翌日、虫かごを見ると、桃の果汁のなかに動かなくなったクワガタが沈んでおりました。
そう、クワガタに桃はよくなかったのです。
桃は水分が多すぎて、クワガタはお腹をこわしてしまうのでした。
実はスイカや砂糖水を与えるのもあまりよくないそうです。
クワガタにはゼリー。無いならバナナをあげましょう。

私がクワガタに桃をあげたばかりに、と、とても悲しかった思いでです。桃はおいしいから大好きなクワガタにもぜひ食べてほしかった。
ていうか死因、溺死かもしれない。お腹壊して一晩で死ぬだろうか。どっちにしろ桃はあげてはならない。
ところで砂糖水は落ちていた死にかけのカブトムシにあげたらチュウチュウと一気に吸ってかわいかった思い出もあります。うちの砂糖は三温糖で砂糖水も色がついているから、どれだけ吸ったのかがわかってかわいい。

あとクワガタの思い出として、翌日土を替えるつもりで夜に虫かごを外に置きっぱなしにしていたら、朝見たときにアリが虫ゼリー目当てに列をなしていたことがあります。クワガタには申し訳ないことをした。

最近のクワガタの話をすると、同居してる親がクワガタを飼育しているのですが、ゴキブリ退治の際殺虫剤がかからないようにめちゃめちゃ気を遣うのでめんどくさいです。親がいないのに親の部屋からごそごそと物音がして、空き巣か?!と思ったらクワガタ達だったということがしょっちゅうです。
でも親、クワガタに名前つけないんですよね。クワガタに名前つけないといつのどのクワガタって覚えられなくないか?自分では区別ついてるのかな?私にとっての石みたいなもので、そこに存在しているだけで嬉しくて幸せでかわいい存在なのかもしれない。まあ私も例えばアリとかハチを飼ったとして、個体ひとつひとつに名前つけないだろうしな……。小学生の時に飼ってたクワガタも、一番最初のオオクワの番以外に覚えてる名前無いかもしれない。初代オオクワ夫婦の名前は"おうかん"と"はまぐり"でした。何故?


おわり
あんまり桃ではなかった。